日輪

2014年09月25日 17:24

 気丈な性格の美女でどんな絶望的な状況でも決して諦めを見せず、その姿が吉原の来客のみならず遊女達にも希望を与えてきた。その姿から「吉原の太陽」として周囲から敬慕され、親しまれている。晴太の母親かと思われたが実は養母で、実母は遊女達に匿われ晴太を生んだ後すぐに息を引き取っていた。
   幼い頃から鳳仙が太陽に焦がれていたことに気付いていたため、鳳仙を気にかけ太陽の絵を描くなどして太陽を見せようとしていた。8年前、まだ赤子だった晴太を連れて一度は吉原を脱走するも、鳳仙の手から彼の命を救うために死ぬまで吉原で生きることを決意し、鳳仙の手により逃げられないよう足の筋を切られ自力で立ち上がることすらできない身体にされた挙句、客寄せで顔を見せる以外は以前にも増して軟禁同然の生活を強いられることとなってしまった。
    自身に会うために吉原を度々訪れていた晴太(と付き添いで来た万事屋)を鳳仙の手から逃すために月詠に脱出の手引きを頼んだ。神威によって自身の許に来た晴太を一度は拒絶するも、真実を知っても自分を母と呼ぶ晴太の思いと銀時の後押しにより晴太を受け入れ涙した。鳳仙の心の渇きを最も理解する女性でもあり、他者への愛情表現が解らなかった孤独な独裁者である彼の死に、ただ一人彼のために涙を流しながら、その死を看取った。
    鳳仙の支配から解放された後は地上での生き方を知らない遊女達のために吉原に残り、自身は車椅子を利用しながらも「ひのや」という屋号の茶屋を経営している。鳳仙との決着後は、銀時の要望通り彼に笑顔でお酌してやった。
    再登場時は、堅苦しさが抜けかなり気さくな人物となったが、人の話を聞かず当人の意思を無視して頼みごとをしたり、唖然とする新八や神楽を尻目に酔って銀時に暴行を加え続ける月詠を「楽しそう」などと言って微笑ましく見守る、寺子屋に通い始めた晴太に毎日重箱入りの弁当を作るなど割と強引かつ天然な面が目立っている。月詠とは長い付き合いだけあって彼女のことに関しては熟知しているが、月詠が酒に極端に弱いということだけは知らなかった。月詠の銀時に対する密かな想いについても勘付いており、さり気なく後押しをすることもある。
    キャラクターのモデルは日本神話に登場するアマテラスオオミカミである。

より面白いサイト はこちら:

naturere321.naturum.ne.jp/

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